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HALSEY

November 30,2018

ポップ・パンクを背景に持つトップ・ポップスターが語る自身の音楽とアート

From FLJ ISSUE 63(11.30.2018)

PHOTO: 217..NINA
SPECIAL THANKS: teamLab Planets TOKYO

デビュー作が全米初登場第2位、2ndアルバムが初登場第1位に輝き、今やアメリカを代表する女性のポップスター・アイコンの一人となったホールジー。初めて会った時に「アシュリーと呼んで」と話しかけてきた彼女は、通常のインタビューではなくカジュアルなスタイルでいろいろ会話しましょうと言ってきた。そこでまず彼女が話し始めたのは、自分が10代の時にポップ・パンクの世界で育ったことだった。そこからキャリアを積み重ねていく上で、彼女が何を考え、何を形にしていったのか。彼女の話を聞いていると、何故彼女が歌を歌うのか、何故彼女が音楽にエモーションを込めるのか、何故彼女が音も映像も含めたトータル・プロデュースをするのか、何故彼女がファンを大切にするのか、いろいろな疑問がどんどんリアルに解き明かされていくのであった。

FLJ 日本は何度目ですか?
ホールジー 5度目よ。日本は私にとって今は安全な場所なの。アメリカ、ヨーロッパで人気が上がりぎてしまったから、私がこっそり行けて誰にも気づかれない場所は日本だけなの。私が街を歩いてても、誰も私の邪魔をしない。でも日本でも少しずつ私が誰なのかバレてきてるわ。

FLJ だって、今来日しているのもファッション系のサイトで早速ニュースになっていますよ。「寒空の下タンクトップ1枚でクレープを堪能し、つわものぶりを発揮。そしてストリートでも余裕綽綽の様子で記念撮影」って(笑)。
ホールジー (笑)でも私はファンに声をかけられても断ったことはないのよ。その理由は、私が育ったのはバンドがファンとハングアウトするポップ・パンクのカルチャーだったから。私はディズニーのスターじゃないし。10代の頃はライヴを観に行って、バンドに会いに行ってたの。バンドは外に出てきてくれて、ファンのみんなと会ってくれるし、サインにも応じてくれる。あれがどれほど私にとって大きいことだったのか、よく思い出すのよ。学校も面白くなくて、つまらない思いをしてる時に、楽しみにしていたライヴに行って、バンドに会えると、2週間ぐらいはハッピーになれた。画家でもミュージシャンでもデザイナーでも最悪なことは、人が喜んでいるのを止めることだと思うの。私は正直な人間だから、ファンが私に優しく接してくれるなら、私もファンに優しく接したい。

FLJ パンクのカルチャーでは、正直であることはスゴく大切なことですからね。
ホールジー 100%そうよ。音楽ってスゴくエモーショナルなものだから。ポップ・パンクの曲の多くは、落ち込んだ気持ち、傷ついた気持ち、裏切り、怒りといった誰もが持ってる感情とか、世界は自分にとって公平じゃないっていう気持ちをスゴく美しく表現してる。そういうメンタリティを私は自分の音楽にも込めてるわ。2000年代のポップ・ミュージックは最悪だったでしょ。その頃私が聴いてたのは、一番好きなのがブランド・ニューで、2番目がテイキング・バック・サンデイだったの。ブランド・ニューはスゴく怒ってたわ。私も10代で怒ってた。今の私はそこから卒業したわけじゃなくて、今でもそういう音楽を聴いてる。新しいポップ・パンクのバンドもライヴを観に行くの。The Story So Far、State Champs、The Wonder Yearsとかが好きなの。私が初めてレコード契約をした時、私はお金もなかったし、アイデアも何ないキッズだった。ただ音楽を祝福して歌詞を叫んでただけ。それが私の1stアルバムになった。面白いのはこの音楽ジャンルが今のモダン・ヒップホップに与えてる影響なのよ。リル・ウージー・ヴァートもパラモアが好きなポップ・パンク・キッズだった。ポスト・マローンもそうで、ハードコア・バンドで歌ってた。Juice WRLDもポップ・パンク・キッズなだった。

FLJ だからそういうラッパーのリリックもメロディもポップ・パンクみたいなんですね。
ホールジー そうなの。モダン・ヒップホップのハートはポップ・パンクにあるの。2006年~2013年のポップ・パンク・カルチャーにとって変わったのが今のSoundCloudラッパー・カルチャーで、ポップ・パンクは下火になってしまったわ。LAでEmo Niteっていう人気イベントがあって、私もよく行くんだけど、ビールを飲んで、マイ・ケミカル・ロマンス、ザ・ユーズドとか、好きな曲がかかると叫ぶの。みんなバンドを観に行く代わりに、お金を払ってそのイベントに行く。でも、今のバンドをサポートするためにはお金を払わないのよ。

FLJ 10代の時、自分でもポップ・パンク・バンドのシンガーになりたいとは思わなかったんですか?
ホールジー もちろんなりたかったわよ。パラモアのヘイリーみたいになりたかったくらいだから。それで髪もクレイジーな色に染めてた。ポップ・パンクにはヘイリーみたいな存在の女性がいなかった。黒人もあまりいないし。アメリカではスゴく白人の世界で、ストレートな髪と白い肌の世界だから。でも私はキッズの時は大きなアフロヘアにしてたから、その世界になじめるかどうかわからなかった。ライヴのブッキングとかプロモーションの仕事も手伝ってたんだけど、いつも男の世界だった。

FLJ 女性はいなかったんですか?
ホールジー ほとんどいなかった。いても、そこにいる男とデートをしたいからいるみたいな感じで。だけど私はそんなことをしたいわけじゃなかった。私はそのカルチャーの中で自分の居場所を見つけたかったの。それが17歳の時に誰かの楽屋にいて、「もう他人の楽屋でハングアウトしたくないわ。自分の楽屋が欲しい」って思ったことがあったの。そういうのもあって、その世界から抜け出してもっとポップな世界に行こうと思ったの。もっと女性アーティストが安全だと思える場所。ラナ・デル・レイ、バンクス、FKAツイッグス、フローレンスとかがいる、もっと受け入れてもらえる場所に。今はバンドの世界にPVRISがいるけど、まだまだ女性は少ないから。

FLJ ポップ・パンクの世界から今の自分のキャリアに変わっていった、その移行時期はどのような感じでしたか?
ホールジー クレイジーだったわ。高校生の時はスゴい名門のアートカレッジに進むことになったの。でも経済的に行く余裕がなくて。私はそれまでの人生、その学校に行くために頑張ってきた。でも行けなくなって、じゃあ次は何をしたらいいの?ってなって。それで両親とも大げんかになってしまって。それで家を出て、NYに行って、そこでどうしようか考えようと思ったの。2年ぐらいホームレスだったわ。誰かの家のカウチに寝泊まりしてた。住んでたのはブルックリンのアパートで、コミューンみたいなところだった。そこにいる人はみんな変わったキャリアの持ち主で。20歳でガラス吹き工で花瓶を作る人とか、ボリウッドに影響を受けたラップを目指してるインド人とか。ファッション・デザイナーや脚本家もいたの。そこにいて、カレッジに行かなくてもそういう仕事ができるんだっていうことに気がついて。それである時、友達がライヴをやったの。ライヴ後にモーテルでパーティをやるから来なよって言われて行ったんだけど、スゴくつまらなくて。外に出てタバコを吸ってると、一人の男がこっちにやって来て、「ライターを貸して」って言うので貸して。「何やってるの?」って聞かれて、「わからない。誰もそんなことを私に聞かないから」って言ったら、「みんな何かしらのことはやってるよ。文章を書いたり、絵を描いたり、写真を撮ったりはしてないの?」「全部やってるわ」「見せてもらえる?」「Tumblrのブログがあるわ」「チェックさせて」。そしたら「スゴくいいライターじゃん。歌は歌うの?」「まあね」。それで自分が歌ってるビデオを見せたの。「スゴくいい声をしてる」って言われて。「仲間のソングライターがコマーシャル用に曲を書いたんだけど、スタジオで歌って500ドル稼がないか?」って言われて。それでスタジオに行って。ヨガのCMの曲だったと思うんだけど、すぐに飽きてしまって。それで違うビートになったから、自分で適当に口ずさんでみたの。そしたら「今の何?」って言われて。「何でもないわ」「いや、そのまま歌ってみてよ」。そこで、自分が作った歌を初めて他人に聴かせたの。それがデビュー曲になった「Ghost」。彼が「この曲は世に出した方がいいよ」「アシュリーっていう名前も変えた方がいい」って言うんだけど、「どうやって?」って答えるしかなかったわ。それで彼が手伝ってくれて、ウェブにアップすることにしたの。ホテルの外で出会って、そんな風に私を手伝ってくれた人が今私のマネージャーをやってるアンソニーなの。

FLJ スゴくいい話じゃないですか。
ホールジー それで私、すでにTumblrでフォロワーが10万人くらいいて人気者だったから、曲をiTunesにアップしたら1000人も買ってくれたの。翌朝になると、聞いたこともない私がiTunesのチャートに入ってるわけだから、レコード会社の人たちが「これは誰だ?!」ってなったの。それでレコード会社の人たちと会うことになって、私はアンソニーに手伝ってほしいって頼んだの。それで突然、NYのホームレスのティーンエイジャーがミュージシャンになったというわけ。3ヶ月後にはLAでレコード契約を結んで、私の人生はひと夏でいきなり変わったのよ。私はアンソニーと知り合えてスゴくラッキーだったと思う。彼にはたくさんお金も借りてたから、そのお金を返せた日はスゴく自分が誇りに思えたわ。それに私たち、当時のシーンの人たちともずっと友達関係を続けてるの。みんなサポートしてくれるし、スゴく優しい。いろんなプレスが私のことを書き立てて、私の敵みたいになった時も、みんなが私をそういう世界から離してくれる。それは私がこのシーン出身であることを誇りに思ってるからだと思うの。サブカルチャーっていうのは忠誠心が必要なものでしょ。搾取されたり、利用されたり、商品化されたりしがちな中で、自分のルーツに感謝することはスゴく大切なことだから。私のママはまだ45歳で、彼女もパンク・キッズだったのよ。

FLJ 前の世代のパンクだったわけですね。
ホールジー そうなの。私を身ごもった時の彼女の写真を持ってるんだけど、短い黒髪でタトゥー、リップつけて、黒のドクターマーチンのコンバット・ブーツを履いて、ニルヴァーナのコンサートに行ってたの。彼女はグランジ、パンクの出身で、彼女の世代が残したこのカルチャーを次の世代が引き継いで、それが私の世代にまで引き継がれてるの。

FLJ 「New Americana」の歌詞に「ビギーとニルヴァーナで育った」って出てくるのはそういうことなんですね。
ホールジー そうなのよ! 

FLJ 「ビギーで育った」部分の話も聞かせてください。
ホールジー お父さんはNY出身の黒人なのよ。’90年代のヒップホップ・カルチャーで育った人。ママは白人の小さなグランジ・ガールだったから、二人が結婚したのは’93、’94年当時でもけっこう大ごとだったのよ。ママはタトゥーだらけのニルヴァーナ・ファンで、お父さんはバスケットボールをプレイするヒップホップ好き。そんな二人が恋に落ちたわけだから、私って本当にラッキーだと思う。スゴく面白い話があるんだけど。13歳の時の話で。ワープド・ツアーにスゴく行きたかったんだけど、友達から誘われても、「行ったら問題になるわ。成績も悪いし。家にいなきゃいけないの」って言ってたの。そしたら両親が「今からお父さんの仕事でイベントに行かなきゃいけなくなったの。仕事のディナーもあるし」って言って。それでワープド・ツアーに行けることになって。リストバンドもつけたし、真っ黒なアイラインもしたし、会場を歩き回りながら最高!って思って。モッシュピットを見ながら、人生最高のひと時だなって思ってたの。それで、確かキルスウィッチ・エンゲイジのピットだったのかな、何とそのピットにいたのは私の両親だったの。

FLJ 本当に?!
ホールジー 私は「ママなの?」、ママは「アシュリーなの?」ってなって。「仕事のディナーって言ってたわよね」「家にいるって言ってたわよね」「嘘ついたの?」「私たちに嘘ついたのね」ってなって。「超・超・超・怒られるわ」と思ってたら、まあまあってなって、その日はみんなで一日中楽しんで、一緒に車で家に帰ったの。あの時のことは忘れられないわ。

FLJ 最高の話ですね。ところで、次のアルバムはいつ取りかかるんですか?
ホールジー この冬に曲作りを始める予定。次のアルバムでは、何故私が音楽をやるのかっていうところに向き合いたいと思うの。最初に私が有名になった時、私がやったこと、私が言ったことに対して怒りだす人たちがいたの。それでちょっと怖くなっちゃって、もうやりたくないってなったことがあって。自分がしたこと、自分が信じてることに対して他人が私のことを嫌うなんてつらいじゃない。でもそんなこと関係ないってなったんだけどね。だから新しいアルバムを作って、人をイライラさせたいのよ。それって、私がパンクという音楽を聴いて育ったことにつながるの。どこに行っても、傷いたり怒ったりして音楽を必要としてる人がいる。私はそこの原点に立ち返りたいと思ってるの。それが日本に来る理由の一つでもあるのよ。日本に来ると、より良いヴァージョンの自分になれるから。より優しくなれるし、感謝の気持ちも忘れなくなるし、もっとものごとを考えることができるの。東京は特別な場所だと思うわ。東京に限らず日本にはアートに対する感謝の気持ち、アートに対する誠実な気持ちがまだ残ってると思う。アメリカは歴史の浅い国だから、カルチャーに対する認識が薄い。だからアメリカ人は何ごとに対してもリスペクトがないのよ。何でも利用するし、アート、音楽、カルチャーに関しても、常に新しいものが出てきて、消費してばかりだから、感謝の気持ちとか、積み上げてくことが少ないんだと思う。ハリウッドは多くのメディアにとって中心地となってるけど、アーティストにとっては良い環境だとは言えないの。

FLJ ホールジーの曲ってスゴく映像的だと思うんですけど、実際にミュージック・ビデオは映画のようなスケールとストーリー性を持った非常にユニークな映像作品になっていますよね。曲を作る時って、最初に何が浮かぶんでしょうか?
ホールジー ヴィジュアル・イメージよ。耳で聴く前にイメージに取り憑かれちゃうのよ。この前のアルバムでも、4本のミュージック・ビデオをシリーズで作ったんだけど、『ロミオとジュリエット』を観て、そこに銃とハワイアン・シャツとピンクの髪とかを思い浮かべたの。ハワイアン・シャツってパーティの時に目立つでしょ。だから、銃で人を殺す時にパーティ・シャツを着てるのって歪んでるけど、スゴく興奮するの。バイクのことも妄想したし、天使の翼のことも妄想したわ。そういうのをいくつもいくつも考えてると、頭の中が映画みたいになっていく。私はその映画のサウンドトラックを作ってるの。だからサウンド・デザインはスゴく慎重にやるし、そこはシリアスなの。最初の制作の時、やりたいことが多すぎて、自分でどうしたいかちゃんと説明できなかったの。技術的なことがわからないと人に伝えられないから。それで制作に関してはエンジニアも含めてたくさん勉強をしたの。もし私がやりたいことはわからないエンジニアだったら、「どいて。私がやるから」ってやってしまう。曲のフィーリングを表現するのってスゴく難しいことだから。もし何かの楽器の音が大きすぎたり、何か間違ってる音が入ってたりしたら、私は聴いてわかる。それで私はこういう風に指示するのよ。「このドラムはちょっとウェットすぎる」とか「このシンセはシャープすぎる。もう少し丸いところが欲しい」とか「このピアノの音はグリッターだけど、もっとスパークリングな感じにしてほしい」とか言うの。

FLJ 音のことを「スパークリング」って表現するの、最高ですね(笑)。
ホールジー そうでしょ。でも最初の頃は「何言ってるの?」ってよく言われたわ。だから「何が言いたいのかバッチリわかるよ」って言ってくれる人を選んだの。そうすることで私はもっと良いものを作ろうと頑張れる。私にとって音楽は楽曲もあるし、ビデオもあるし、ファンとのつながりもある。『Hopeless Fountain Kingdom』を出した時は、ファンの住所をマーチ・ストアから入手して、新聞を送ったこともあった。そこにはニュー・アルバムが出ることが書かれてて、ミュージック・ビデオからのシーンが掲載されてたの。アメリカのファンは朝起きてその新聞を見て、うわーってなるのよ。もしファンが私の世界に来てくれなかったら、私の方からファンの方に押しかける。それでファンに私のことを信じてもらう。音楽ってスゴくナルシスティックなものだから、自分に起こったことを書くんだけど、他の人たちがそれに興味を持たなくちゃ成り立たない。私が成功を収めた最初の2年間って、曲がラジオでかかったわけじゃない。ただずっとライヴをやり続けて、ファンに会い続けただけなの。それで私の音楽を信じてもらえるようになったから、私としては充分だと思ったの。ラジオも大がかりなキャンペーンも必要ない。口コミだけ。NYで100人のお客さんを前にしてライヴをやって、2ヶ月後には500人になって、さらに2ヶ月後には5000人になって、さらに2ヶ月後には1万3000人になって、それがずっと続いていく。私はステージで自分のすべてをさらけ出して、ファン全員を見て、「あなたのことを大事に思ってる」「このことを大事に思ってる」「私たちの考えは同じ」「私たちはみんな同じ」っていうことを伝えるの。これってスゴく大切なことだと思うの。スゴくリアルなことだから。


『Badlands』
(Astralwerks)
2015年8月リリースの1stアルバム


『Hopeless Fountain Kingdom』
(Astralwerks)
2016年6月リリースの2ndアルバム


「Without Me」
(Capitol)
2018年10月4日リリースの最新シングル

撮影協力
teamLab Planets TOKYO(チームラボ プラネッツ)

今回撮影した場所は、ホールジー本人が選んだチームラボ プラネッツ。今年7月に東京・豊洲にオープンした、2020年秋までの期間限定という超巨大なデジタルアート空間だ。この空間は、チームラボが長年取り組んできた「Body Immersive」というコンセプトの、身体ごと作品に没入し、自分の身体と作品との境界を曖昧にしていく、超巨大な身体的没入空間の作品群からできている。ホールジーが撮影に選んだのは、光の宇宙空間が全方位に無限に広がる「The Infinite Crystal Universe」、1年間の花々が時間と共に刻々と変化しながら咲き渡る「Floating in the Falling Universe of Flowers」、自由に浮遊する光の球体によって埋め尽くされた「意思を持ち変容する空間、広がる立体的存在 – 自由浮遊、平面化する3色と曖昧な9色」といった作品群。
東京都江東区豊洲6-1-16
https://planets.teamlab.art/tokyo/jp

http://www.iamhalsey.com

https://www.universal-music.co.jp/halsey/

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