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ANARCHY & K.A.N.T.A

April 05,2018

Reebok CLASSICとトリプル・コラボで楽曲とMV「MONKEY TALK」をリリース

From FLJ ISSUE 59(03.30.2018)

PHOTO: Jesse Kojima
STYLING: Tatsuya Shimada [TRON]
HAIR & MAKE-UP: Miwa Hirose

言わずと知れた京都・向島団地出身のラッパー、ANARCHY。そして、2011年に『Royal New Standard』でアルバム・デビューし、クリエイティヴ・エージェンシー「KANTALAND」やハイエンド物販ブランド「Broke City Gold」を手がけ、LAでも同名のスタジオ兼ポップアップ・ストアも手がける音楽アーティストのK.A.N.T.A。このANARCHY、K.A.N.T.A、そしてReebok CLASSICのトリプル・コラボで楽曲とミュージック・ビデオをリリースする。タイトルは「MONKEY TALK」。ANARCHYが新たに立ち上げたレーベル「1%」からのリリースとなる。


左から、K.A.N.T.A、ANARCHY

K.A.N.T.A:
DENIM JACKET ¥38,000(Broke City Gold)、PAKRA ¥34,000(G-STAR RAW)、PANTS ¥7,990、SHOES ¥15,000(ともにReebok CLASSIC)

ANARCHY:
DENIM JACKET ¥80,000(Broke City Gold)、PANTS ¥7,990、SHOES ¥15,000(ともにReebok CLASSIC)、CAP ¥3,800(New Era®)

FLJ 今回のコラボの曲のアイデアはどのように進めていったのですか?
ANARCHY K.A.N.T.Aがトラックを送ってくれたんですけど、とりあえずセッションするしかないなと思って。K.A.N.T.Aの家に行って、何度かセッションしている間に出来上がっていったんだよね。
K.A.N.T.A 今回の曲は「MONKEY TALK」っていう曲なんですけど、都会にいると猿たちがうるさいじゃないですか。みんなしゃべるし、余計なことを言うし、口を塞いで行動するっていうのをできていない。それでトラブルも起きるし、そういうことに不満を感じていたから、その不満を音に落とし込んで、この音でみんなが攻撃された気持ちになるものをイメージして作りましたね。ANARCHYさんのこともイメージして作りました。ANARCHYさんは超アーティストだし、感覚が野生的なんですよ。僕も野生的だし、だからそこは超速かったですね。2回ぐらいのセッションで完成しました。

FLJ 実際に一緒に曲をやってみて、お互いをどういうアーティストだと思いましたか?
ANARCHY 彼には積み重ねてきたものもあるし、自分っていうものをしっかり持ってるよね。やりたいことをバンドでセッションしたり、フリースタイルで曲を作ったり。俺は自分がひらめかないものを引き出してくれるアーティストとやるのが好きで。そういう人の一人なのかなっていうのは元々思ってて。これは一つの出だしやっただけで、実際に作業に入ってみて、これからもよろしくっていう気持ちになりましたね。
K.A.N.T.A 僕も同じ。逆に引き出してくれるし。言葉じゃないところでコネクトできるものが俺は音楽だと思ってて。最初のセッションの時は、英語を日本語に落とし込んで歌いやすくしようって思ったんですけど、収録時に「どんな感じでやる?」ってANARCHYさんに言われて、目も見ないで「音でやりましょう」って俺が言って、「OK!」ってなって。ああもう完璧だなと思いましたね。
ANARCHY スタジオに入ってラップして時に、乗っけた瞬間に、K.A.N.T.Aが「一回外に出てくる」って言って。エモいモードに入って、ちょっと涙が出てて。ああ、これはずいぶん届いたなと思って。俺も同じヴァイブスでできたし。何回かK.A.N.T.Aの家に行って作らへんかったら、あそこまで行けへんかったかもしれんし。彼の気持ちもそこには詰め込みたかったから。
K.A.N.T.A 僕も21歳からデビューして、ずっとこうやってやってきてるんですけど、28歳ぐらいからやっとちゃんと飯が食えて。そのアーティストとして生きてるところの根本的なルーティーンが、2番のヴァースに入った時のストーリーテリングとダブる瞬間があって。録ってる時にエモーショナルに入ってしまったんです。でも音楽にはそういう力があるし、それが音楽の美しい瞬間だなって改めて感じましたね。

FLJ 今回コラボの経緯となったReebok CLASSIC『DMX』のローンチを記念して行われるイベントのタイトルは「evolve with the street (進化はストリートとともに起きる)」がテーマですが、二人にとってストリートとは?
ANARCHY ストリート・カルチャーはガキの頃からずっといるから、それしかできへんというのもある。俺はストリートからいろんなものが生まれると思うし、すべての発信源やと思ってるんですね。根本にあるのは、ヘッズたちがその感覚だけで得るもので、音楽の学校に行ってへんヤツらが音楽を作ったり、服の勉強もしてへんヤツらが服を作ったりするじゃないですか。ストリートで電波を張って、自分でモノを作ってるんですよ。俺らの作るものは自然にストリートにはなっちゃいますよね。ストリートのヤツらも世の中にはいっぱいいるし。そいつらの気持ちを代弁するのがラッパーかなと思ってるので。
K.A.N.T.A 僕にとってストリートはZONE 1みたいな感じで、いろんな人種といろんなファッションといろんな音楽が混ざってる場所。例えばこの曲にしても、ミックスが上がった時に、ソッコーで自分の原宿のお店に爆音でかけに行ったら、外人のティーンエイジャーたちが超バンギングしてるんです。やっぱり街で流れている音楽に対してみんな乗るわけじゃないですか。昔DJが新譜のアナログを買って、クラブで流して反応を見るのと一緒で、僕にとっては、ストリートで自分の作品をチェックして、実際リアルに道を歩いている人の反応が見れる。毎日直結している場所なんです。

FLJ この曲はANARCHYさんの新しいレーベル「1%」からの第1弾とのことですが、「1%」を立ち上げたいきさつは?
ANARCHY 簡単に言ったら、また新しいことをやろうってことですね。そこを工場にしていろんなものを制作していって、1%のリアルなもの、カッコいいものを作りたい。世の中の99%はクソじゃないですか。まあ、いつもチャレンジをしたいし、メジャーに行ったのもチェレンジなんです。だから今回は、絵を描く人がいてもいいし、映像を作る人がいてもいい。いろんなクリエイターを集めて、そこでモノ作りをやっていきたいんです。NYとかに行ったらそういうところがあるじゃないですか。下でギャラリーをやってて、上で音楽を作ってる。そういう空間って、俺らの中で作れてるようで作れてなかったんです。だから、そういう場所を作れたら、俺らの中でできることが増えるかなと思いますね。

FLJ 二人の今年の活動の予定も聞かせてください。
ANARCHY アルバムを作りますね。あと、20歳前後のラッパーのアルバムも作りだしてるし、映像にも力を入れたい。ここ1年はいろんなヤツらの窓口になって、そこで出来たものを表に出していくっていう作業になると思う。どんどん作っていって、いいも悪いもわからないですよ、その時にどんなものが出来るのかは。でもそれがクリエイトやと思うし。そこがちょっと僕の中で変わったところです。
K.A.N.T.A 僕は今年やっと8年越しの2ndアルバムが5月リリースになって、今急ピッチに全部動かしてるところです。本当、全部がタイミングで、この8年間でいろんなところで仕事をしてきて、やっと本当に信頼できるパートナーたちと出会えたんです。2ndアルバムは、攻められる体制が揃うまでは出さないつもりで、上手くしのぎながらサヴァイヴしてきて、間にいろんな作品を出してきたんです。やっとK.A.N.T.Aの新しい名刺になるようなアルバムが完成するので、それをみんなに届けられるのが楽しみですね。僕がやってきたことをカッコいいと言ってくれる理解者も増えてきたし、音楽がよりlanguagelessになってきたし、音楽というものをアートとして受け取れるリスナーが増えてきた。2018年はいいタイミングだなと思うんです。

ANARCHY & K.A.N.T.A
「MONKEY TALK」

(1%)
3月30日リリース

DMX FUSION NR
今回のコラボのきっかけとなった、Reebokのカジュアルライン「Reebok CLASSIC」の最新モデル 【DMX FUSION(ディーエムエックス フュージョン)】。
DMX FUSION HC(HERITAGE COLOR)に次いでリリースとなる 「DMX FUSION NR(NIGHT RUN)」は、DMX FUSIONのオリジナルカラーとなるブラック、ホワイトのトーナルアッパーにアクセントとしてチェリーピンクをプラスしている。
DMX FUSION NR / CM9643(ブラック/ホワイト/ネオンチェリー) ¥15,000(税抜)
DMX FUSION NR / CM9644(ホワイト/ネオンチェリー) ¥15,000(税抜)
23.5cm~30.0cm
お取り扱い:リーボック オンラインショップ(reebok.jp) / リーボック クラシックストア(原宿、HEP FIVE、広島、ダイバーシティ東京、あべのHOOP、ららぽーと立川立飛、横浜ビブレ) / 417EDIFICE / atmos / BEAMS原宿 / BILLIONAIRE BOYS CLUB TOKYO / BILLY’S ENT / emmi / KICKS LAB. / SHEL’TTER / Styles / UNDEFEATED / アディダス・リーボック フットショップ 藤井大丸 / 伊勢丹新宿本店 メンズ館

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